
ラボグロウンダイヤモンドの見分け方|天然・モアサナイト・キュービックジルコニアとの違い
「これってラボグロウンダイヤモンドなの?それとも天然?」
「モアサナイトやキュービックジルコニアとの違いがよくわからない」
ダイヤモンドに似た輝きを持つ石はいくつかあり、見た目だけで判断するのは専門家でも簡単ではありません。
この記事では、ラボグロウンダイヤモンド・天然ダイヤモンド・モアサナイト・キュービックジルコニアの違いを整理し、それぞれの見分け方のポイントをご紹介します。
4つの石の基本的な違い

まず、それぞれがどのような物質なのかを整理します。
- 天然ダイヤモンド:地中で自然に形成された炭素の結晶
- ラボグロウンダイヤモンド:研究所で人工的に生成された炭素の結晶(天然と同じ本物のダイヤモンド)
- モアサナイト:炭化ケイ素(シリコンカーバイド)を主成分とする、ダイヤモンドとは別の鉱物
- キュービックジルコニア(CZ):酸化ジルコニウムを主成分とする、人工的に作られた模造石
天然とラボグロウンは「本物のダイヤモンド」であるのに対し、モアサナイトとCZは「ダイヤモンドに似せた別の石」という点が大きな違いです。
見た目での見分け方

輝き方(ファイア)の違い
モアサナイトは、ダイヤモンドよりも光の分散率が高く、虹色の輝き(ファイア)が強く出る傾向があります。屋外の光の下などでは、この虹色の輝きがモアサナイトを見分けるヒントになることがあります。
硬度・キズのつきにくさ
天然・ラボグロウンダイヤモンドはモース硬度10ですが、モアサナイトは9.25、CZは8.5程度です。長期間使用したジュエリーでは、表面の摩耗やキズの入り方に差が出ることがあります。
重さの違い
同じ見た目のサイズでも、CZはダイヤモンドよりも比重が大きく、手に持ったときにやや重く感じられることがあります。ただしこれは相当な経験がないと判別は難しいポイントです。
とはいえ、これらの違いは肉眼での判別が非常に難しく、あくまで目安程度に留めておくのがおすすめです。
専門家による判別方法

確実に見分けるためには、専用の機器による鑑定が必要です。
- 熱伝導率テスター:ダイヤモンドは熱伝導率が非常に高く、モアサナイトやCZとの判別に使われます(ただしモアサナイトはダイヤモンドに近い熱伝導率を示すため、これだけでは不十分)
- 電気伝導率テスター:モアサナイトは電気を通す性質があり、この違いを利用して天然・ラボグロウンダイヤモンドと判別します
- ラボグロウン検出機:GIAなどが開発した専用機器で、天然かラボグロウンかを高精度で判別できます
個人での判別は難しいため、鑑定書付きの商品を選ぶ、または信頼できる店舗で購入することが、確実な見分け方といえます。
比較表
| 項目 | 天然ダイヤモンド | ラボグロウンダイヤモンド | モアサナイト | キュービックジルコニア |
|---|---|---|---|---|
| 主成分 | 炭素 | 炭素 | 炭化ケイ素 | 酸化ジルコニウム |
| 本物のダイヤモンドか | ○ | ○ | ×(別の鉱物) | ×(模造石) |
| モース硬度 | 10 | 10 | 9.25 | 8.5前後 |
| 輝き方の特徴 | 上品な白い輝き | 天然と同じ | 虹色の輝きが強い | ダイヤモンドよりやや控えめ |
| 価格帯の目安 | 高価 | 天然より手頃 | ダイヤモンドよりかなり手頃 | 非常に手頃 |
購入時に確認したいポイント
① 鑑定書の有無と発行機関
GIAやIGIなど、信頼できる第三者機関の鑑定書があるかを確認しましょう。鑑定書には石の種類や品質(4C)が記載されています。
② 商品説明の表記
「ダイヤモンド」「ラボグロウンダイヤモンド」「モアサナイト」など、商品説明にどの石を使用しているか明記されているかを確認してください。
③ 販売店の信頼性
実店舗や、問い合わせに丁寧に対応してくれる販売店を選ぶと、購入後も安心です。
もっと詳しく知りたい方へ
ラボグロウンダイヤモンドについて、さらに詳しく知りたい方は、あわせて以下の記事もご覧ください。

- ラボグロウンダイヤモンドとは?天然ダイヤモンドとの違いとメリット・デメリットを解説
- ラボグロウンダイヤモンドは後悔する?後悔しないための5つのチェックポイント
- ラボグロウンダイヤモンドの婚約指輪はあり?天然との違い・後悔しない選び方
よくある質問
Q. モアサナイトは偽物のダイヤモンドですか?
A. いいえ、モアサナイトは偽物ではなく、炭化ケイ素という別の鉱物からできた宝石です。ダイヤモンドの代用石として扱われますが、それ自体が独立した価値を持つ宝石です。
Q. 自分でラボグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドを見分けられますか?
A. 肉眼での判別はほぼ不可能です。専用機器による鑑定が必要になります。
Q. キュービックジルコニアはすぐに劣化しますか?
A. 適切なお手入れをすれば長く使用できますが、硬度がダイヤモンドより低いため、表面にキズが入りやすい傾向があります。
まとめ
天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドは、どちらも炭素からなる本物のダイヤモンドです。一方でモアサナイトとキュービックジルコニアは、ダイヤモンドとは異なる石でありながら、似た輝きを持つ石として選ばれています。
見た目だけでの判別は難しいため、鑑定書の有無や販売店の信頼性を確認したうえで選ぶことが、安心してジュエリーを楽しむためのポイントです。

