GIA(アメリカ宝石学会)も認めた、ダイヤモンドに最も近い輝きといわれるスワロフスキージルコニア、近年大変人気がでておりますが、実際のところどうなの?
今回は、スワロフスキージルコニアのメリットとデメリットをご紹介いたします。
そもそもスワロフスキージルコニアって?
スワロフスキージルコニアとは、オーストリアに本社をおく、「スワロフスキークリスタル」で有名な、「スワロフスキー社」が、独自のカット技術を駆使して生み出した、キュービックジルコニアのことです。
通常のキュービックジルコニアとの違いは、下記となっております。
カットの違い
キュービックジルコニアは、ダイヤモンドに比べ若干硬度が低いために、カットを施す際に、ダイヤモンドに比べると、若干カット面のシャープさが足りず、最大限に輝きを出すことができませんでした。
そんな中、スワロフスキー社の持つ卓越したカット技術を用いて、通常のキュービックジルコニアでは実現できなかった、ダイヤモンドと全く同じカットを施すことに成功したのが「スワロフスキージルコニア=ピュアブリリアンスカット」です。
輝きの違い
カットの違いは、そのまま輝きの違いに出てまいります。
実際に、ダイヤモンドと通常のジルコニア、スワロフスキージルコニアの輝きを科学的に測定したところ、理想的な輝きのダイヤ(最高級のダイヤモンド)の輝きを10とした場合、通常のキュービックジルコニアは9、スワロフスキージルコニアは10という結果となり、最高級のダイヤモンドと全く同じ数値を出したところから、現在「最上級のダイヤモンドに最も近い輝きの宝石」と言われております。
下表(左)ジルコニア(中)スワロフスキージルコニア(右)トルコフスキーダイヤモンド
硬度や原料は同じです
スワロフスキージルコニアは上記の違いこそあれ、原材料はキュービックジルコニアと同じで、モース硬度も8.5とまったく同じ鉱物です。
スワロフスキージルコニアのメリットとデメリット
それでは、スワロフスキージルコニアのメリットとデメリットってどういったところがあるのでしょうか?ご説明をさせていただきます。
スワロフスキージルコニアのメリット
■ 最高級のダイヤモンドとほぼ変わらない輝き
■ グレードの低いダイヤモンドに比べるとよっぽど綺麗に輝く
■ ダイヤモンドに比べると若干割れやすい
■ 価格が安いので、日常から気兼ねなく利用ができる
■ 様々なデザインや好きなデザインの物を揃えやすい
■ 宝石のプロでも、ぱっと見ではダイヤモンドとの区別が難しい
例えば、ダイヤモンドでそこそこ良い物を購入しようとすると、大体これくらいの価格になります。
✔1カラット:100万円前後
✔0.5カラット:30万円~50万円前後
✔0.3カラット:10万円~20万円前後
これだけの価格のするものを、日常から気軽につけていて、うっかり落としてなくしたり、ぶつけて壊れたりしてしまったらと考えると気軽につけられないですよね。
実際、0.3カラット以上のダイヤモンドジュエリーを持っていても、普段から気軽に使うには怖いといった声もよく聞きます。
スワロフスキージルコニアのジュエリーであれば、大体どの大きさのもので、素材がプラチナやゴールドであっても10万円まではしません、大体のジュエリーが数千円~1万円程度で購入できるものがほとんどです。
そう言った意味で、海外のセレブやスターも、ゴージャスな本物は金庫に入れておいて、代用品として、スワロフスキージルコニアのジュエリーを身に着けるといったことが現在では一般的になっているというのもうなずける話ですね。
スワロフスキージルコニアのデメリット
■ 資産的価値はダイヤモンドに比べて格段に低い
■ ダイヤモンドよりも若干傷がつきやすく、壊れやすい
■ ダイヤモンドは暗闇でもわずかな光で輝くが、ジルコニアは光量が必要
ダイヤモンドであれば、いらなくなって売りたい時にでもそれなりの価格で売ることができる資産的価値はありますが、スワロフスキージルコニアのジュエリーに関しては、石自体にそれほどの価値はないため、使用している金属の重さ分が実質的な資産価値となってまいります。
また、硬度は8.5とダイヤモンドに比べ低いので、使用しているときにぶつけたり落としたりした際に、石に傷がついたり割れたりする確率は若干高いものとなります。
とは言え、100万円で購入したダイヤモンドが100万円で売れることはほぼないですし、割れたりキズが付いた場合でも、スワロフスキージルコニアであれば大きさにかかわらず数千円単位で新しい石に取り換えたりもできるので、ファッションアイテムとして割り切って使用する分にはよろしいのではないでしょうか?
まとめ
手ごろな価格で気軽にダイヤモンドのような輝きを楽しめる「スワロフスキージルコニア」シーンや状況に合わせてダイヤモンドとの使い分けも良いと思いますし、わざわざ高いお金を払ってダイヤモンドは必要ないとおっしゃる方もいることでしょう。
結局のところ、ご自身の趣味趣向やこだわりに合わせてお選びいただければよろしいことと思います。
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